friends are strangers

音楽とベースと酒と所沢

三郎

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僕はベースを三本持っている。向かって左からmusicman stingrayの「弥七」、warwickの「プッカ」、そして今使っているfender jazzbassの「三郎」である。弥七は高校生の頃中古で買って三年ほど使っていたのだけれど、今ではナットがダルダルで弦がびびりまくるのと、無茶にいじった弦高とネック調整でひどい状態。一度大掛かりなリペアにださないととても使えないと思う。プッカは友人から格安で譲り受け、これも五年ほど使っていた。状態はすこぶる良く今でも全然現役で使える。豊かな中音が心地いいナイスガイだ。そんで二年半前に漢の五年ローンで購入した三郎。弾きやすさ、音色、何よりローズウッドネックにローズウッドヘッドという変わった見た目がドストライク。一生物の相棒だ。しかしこいつも二年半弾きまくっていたので、少しネックが順反りしてきてしまった。僕は機材関係の知識が全く無いスーパーど素人なので、近くの楽器屋で店長を勤めている後輩に「調整せんかいワレ」と強引に押し付けてみた。ネックの調整にはトラスロッドを少し回す必要があって、別に難しい作業じゃないのだけれど自分でやるのも不安なのでやってもらった。「餅は餅屋」である。購入してから初めてネックを外す、、、。

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落書きか!?

よくわからないけれど、製造番号だったり制作者のサインらしい。三郎は別にマスタービルドというわけではないのだけれど、なるほど。こいつが生まれてきた一端を垣間みた気がして嬉しかった。そういえばこいつ、三台目のベースだから「三郎」と安直に名付けたけれど、、、アメリカ人だったわ。まあ帰化したということにしておこう。

後輩はちょちょいと慣れた手つきでネックを調整。「どーっすか?」と言われ弾いてみると無茶苦茶弾きやすい!!おお、頼もしいぞ三郎!お前はやっぱり最高だ!てかベース10年やっててこんな事もできねーのかよ!と怒られそうだけれど、うるせー!弾ければいいんだよ弾ければ!!

しかし作業を終えた後にしっかり後輩に2000円取られ、こいつしっかりしてやがんなぁと思うと共に、こんくらいやっぱ自分でできなきゃダメだわと少し後悔した休日だった。

 


Nirvana - Dumb [Lyrics] - YouTube

NEVERMINDはミックスが好きじゃないんだけれど、インユーテロは今でも良く聞くアルバム