friends are strangers

音楽とベースと酒と所沢

素人、JAZZに挑戦

たまに色んなベースプレイヤーの動画を見ていると不思議な音階を弾く人が多々いる。いや、別に不思議でもなんでもなくて、理論に乗っ取った音階を弾いているのだけれど、ロック坊やの僕には耳慣れないフレーズを彼らは弾く。それがとにかくカッコいい。キーに合ってるのか合ってないのかのぎりぎりのフレーズだったり、あえて少し外したような浮遊感ある旋律。はてさてこれはどういうスケール(音階)を使っているんだろうと調べると、、、、大体ぶち当たるのがジャズだ。

畜生、またジャズ、、てめえか

僕はジャズコンプレックスである。カッコいいのは分かってる。でもとても敷居の高いジャンルに思えてずっと逃げていた。皆さんはジャズにどういうイメージをお持ちだろうか。

「お洒落、大人、アダルト、バー、スーツ、難しい」

まあこんな所だろう。僕も同じだ。ジャズのCDは何枚か持っている。コルトレーン、マイルス、エバンス、オスカーピーターソンとか有名所は何枚か。でもやっぱよくわかんねえ。わかんねえけどカッコいい。と、要はよくわからない未知の怪物、それが僕にとってのジャズだ。ジャズを愛する友達は周りに多い。ジャズギタリストとしてメジャーデビューした奴までいる。皆口を揃えて言うのが「ジャズはね、自由なんだ。こんな自由な音楽は無いよ」と言うのだが、調べてみると

 

1.よくわからないがシャッフルでスウィングしている

2.コードだけ決まっていてアドリブを弾く

3.アドリブだけれどベースはランニングベースを弾くことが多い

4.スケールも沢山あって、チャーチモードスケールというのをよく使う(全部覚えようねっ♪)

5.コードは大体7thコード

6.ベースはオンタイムより前ノリ、ドラムはオンだったり後ノリ

7.アドリブっしょアドリブ

8.だからそれじゃスウィングしてねーよおめぇ

9.おいジャズマンだったら白シャツだろjk

 

んだよ決まり事だらけじゃねーか。何が自由だよ!

というわけで尚更敷居が高く感じ逃げ続けた10年だった。ジャズっぽいフレーズは弾けるけど、あくまでっぽいだけでジャズじゃない。そういう訳で僕はジャズに対するコンプレックスが強い。しかし最近ある漫画を読んだ。

 

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

 

 名作登山漫画「岳」の作者石塚真一のBLUE GIANTだ。男子高校生がジャズに目覚め世界一のジャズプレイヤーを目指す音楽漫画。この漫画によれば

「ジャズはお洒落とか大人とかじゃなくて、熱い音楽」

「ジャズこそ爆音で聞け!」

などなど、僕の今までのイメージを覆す名言のオンパレード。なるほど、、やっぱり挑戦してみっぺかなぁ。と、ようやく重い腰を上げたのが先週。やっぱ憧れるのだ。一つの楽器をあんなに自由自在に操り自らの感情を音に乗せ弾く事が出来るプレイヤーに。という訳でジャズ好きな友人達に何から練習したらいいのかとメールをしてみた。

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まずプロジャズプレイヤーとして活躍する友人。

なるほど、まずはコピーが大事なんだな。いや、確かにそうだよ。俺だってベース始めた頃はとにかくコピーしまくって、「ああこういうフレーズあるのか」って所から勉強した。そんでそのコピーした曲の数を増やして行くうちに共通点とか見つけてセオリー見つけて行ったもんなあ。いきなりスケール覚えてコードだけ見てアドリブなんて無理無理!

 

そしてもう1人、音大出身でジャズオタクの楽器屋店員よこた

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言ってること違ぇじゃねえか!

我ながら乱暴な聞き方したと思うが、要はジャズはセッションの音楽だから場数を踏めということなのだろう。僕のサラッと送ったメールからあっけなくメンバーを用意され見事ジャズバンドが結成され、課題曲まで渡されてもうた。鬼か、横田よ。うう、、、無理だよぉぉぉ。と、とりあえず、、、やっぱスケールを1から勉強しよう、、。よし、まずはCメジャースケールだ!(高校生)

 

 

というわけで、ジャズ始めました。